西陣織のつづれ織を使った額作品の紹介

西陣織つづれ織の額作品

つづれ織りは着物帯だけではなく、絵画のような額作品としても魅力的な商品です。

ここでは、弊社で作成した額作品の一部をご紹介します。

ツバル国 首都フナフチ環礁(かんしょう)

ツバル国 首都フナフチ環礁(かんしょう)

ツバルは地球温暖化により、一番早くに水没する国と言われています。

島の平均標高が1.5m、最高地でも4mしかありません。毎日満潮時には冠水する箇所が多いのですが、それでも約1700世帯もの人々が暮らしています。

地球温暖化に対して非力な私に今できることは、製織した織額を通じて警鐘をならすことしか無いと考え、この額を織りました。

織に関しては、サンゴ礁の色合いと 周りの大洋の色の変化にこだわっったため、海の色はこの数倍もの種類に染め分け、時間もかけて色を選びました。

氷床から流れ落ちる滝

氷床から流れ落ちる滝

ノルウェーの北1000キロ。バレンツ海とグリーランド海の間に浮かぶスバールバル諸島の北東島に諸島最大の氷床があります。

夏、この氷床から流れ落ちる滝が川となり、海に流れ出ていたそうです。
例年なら海氷に覆われて近くにたどり着けない場所なので、この景色はなかなか見られないようです。これも地球温暖化のひとつの現われです。

織るに際して難しかった点は、氷河の雄大さと荒々しい氷の表現法と色の使い方でした。何とか自分としては好きな色合いになったと自負しています。

上海皆既日食

上海皆既日食

平成21年7月22日、皆既日食を見るために上海に行きました。ところが、日食が始まってからどしゃぶりの雨が降り出し 上海のテレビで日本のダイヤモンドリングを見るはめになりました。

周りの風景はこの通りですが、上空ではきっとこんな風だったろうと想像してこの織額を織りました。
夜景なら、カラフルのネオンサインが有名ですが、この時間は午前11時半頃なので明かりがついていない珍しい風景です。この暗さは、約5分間でした。

皆既日食を見ることができるのは、太陽惑星の中では地球だけだそうです。月と太陽の絶妙な大きさと地球からのそれぞれの距離の成せる奇跡です。地球はまさに奇跡の星なのです。

ジャンボ・キリマンジャロ

ジャンボ・キリマンジャロ

Jambo(スワヒリ語で「こんにちは」)
Kilima(スワヒリ語で「山」)、njaro(チャガ語で「白さ)。

キリマンジャロ山は、タンザニア北東部にある標高5895メートルのアフリカ最高峰です。赤道付近にもかかわらず、20世紀後期まで巨大な氷河が存在していました。

数年前 渥美さんご夫妻が平成18年頃に登頂された時の氷河は、地球温暖化の影響で すでにこんなに少なくなっていました。

数年前のNHKの番組によれば、毎日2兆個の隕石が地球に降り注いでいるそうです。
オゾン層破壊が進んでいる現在、地球は脅威にさらされています。

地球を守ること、すなわち地球上の全生物を守ることは 自分や家族を守ることにほかなりません。

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